2009年1月24日 (土)

『アーツ&クラフツ展』 東京都美術館

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本日が初日。また、”アーツ&クラフツ”の代名詞とも言うべきウィリアム・モリスか・・・

という気がしなくもありませんでしたが、”美しい生活”(語弊があるかも??)が好きな私は、やはり行かないわけにはいきません。

ウィリアム・モリスが中心となって広がったこの運動が、ドイツ、オーストリアに広まり、さらにロシア、そして日本へ・・・”ウィリアム・モリスから民芸へ”という副題もついた展覧会です。

その後、若松河田にある民芸店『備後屋』へ行くぞ!そして、日本の民芸を見尽くそう!と朝から意気込んでいました。

運悪く??「今日、暇?」とメールしてきた友人も巻き込み上野へ。

フェルメールの時をイメージして、少し混み具合を恐れていましたが、むしろ空いている位、肩透かしを食らわされた気分です。

どれもこれもが自分の好み、というわけではありませんが、あらゆる面で原点に立ち返る必要の出てきた昨今、生活の中に美を見出すような考え、さらには、それを小さな自分の世界に閉じ込めてしまうだけではない、運動として発展させていったあり方に、推進していった人達の力量も見た気がしました。

ミュージーアムショップで、モリス仕様の小物もたくさん販売されていますが、興味深いのは柳宗悦、濱田庄司、河合寛次郎らの著した書籍が手に入ることです。

これらが、常に揃っている書店も少ないと思われます。興味のある方は、是非、この機会に、というところ。

上野でラーメンを食べ、そのまま大江戸線に乗って若松河田へ。10分ちょっとでしょうか、近い近い。

備後屋で日本の民芸を上から下まで堪能し、そう言えば欠けていた”茶碗”を購入。

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”民芸”な一日、大満足でした。さらに濃厚に民芸を堪能されたい方には「日本民藝館」をお薦めします。

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2008年11月 1日 (土)

フェルメール展

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御存じ『フェルメール展』。

東京都美術館で開催中で、友人の「やっぱりいってみない?」という一言で行ってみることにした。

案内しているサイトの一つを見ると、”開催79日で入場者数50万人突破”とある。

50万人・・・というのは地方のそれなりの規模の都市の人口に匹敵する。驚き!

10時に上野行きのバスに乗り、都美術館を目指す。

「30分待ちで入場です。」

中は満員。

何故、こんなに人がいるんだろうか、

美術愛好家はこんなに多いんだろうか、

1600年代と言えば、江戸時代初期、この時代にオランダはこんな文化を持っていたのか、

背景の色出しがなんてすばらしい、

この時代のオランダの絵は「光」が良く取り上げられるが、それだけ建物の内部が暗かったということだろうか、

技術力は引き継がれていくが、画家個人の才能というものはいつの時代も一代で終わるのだな・・・

などど相変わらず取りとめもないことを考えながら見る。

出口で友人が言う、「それにしても、日本人って教養があるわね~」。

それはどうなのかわからないが、振り返りつつ、前川國男の作品である東京都美術館の建築は堪能した。

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2008年4月28日 (月)

旧岩崎邸庭園

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昨日、何とはなしに建築にまつわる本をめくっていたら、急に何か本物が見たくなって、気分が落ち着かなくなった。

「そうだ、旧岩崎邸!」

湯島天神のすぐ近く、徒歩でも行ける圏内なのに、なぜかずっと行けずにいた。

「ちょっと出かけてくる。」

「どこ行くの?」と夫。

「湯島、旧岩崎邸。」

「なんだ、それは。でも、俺も行ってみる。」

何にも知らない!夫もついてきた。

「へえ、こんなとこがあるんだ。全然知らなかった。」

かの有名なジョサイア・コンドルの設計。広大な敷地に建つ、クリーム色の洋館。

”クリーム色!”こんな色だったなんて!それは保存にあたり、ぬり替えがされているとは思うけど、もう少し”褪めた”色だと思っていた・・・

それにしても、”贅の限りをつくす”とはこういうことか。

毎度毎度、こういう”特別なもの”を見てはため息をつく。”素晴らしい”ともう一つ・・・まあ、それはもう良いとしよう。

「良く、戦争に焼け残ったねぇ、なんでだろう。」夫が言うが、「うん、なんでだろう。」と返すしかない。

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戦争に焼け残った理由はその後判明。

ここには、数人の初老のガイドさんがいる。

見学者10数人の希望が集まれば、順次ガイド付きの見学が始まる。

最初、2人で見ていたが、隣のガイドさんの説明が耳に心地よく、割り込み参加。

この部屋がどれ位の広さか、バルコニーの床材は何で、建築当初のものであるとか、何故、震災で倒壊しなかったのかとか、戦争で焼けなかったのか等々、こちらの聞きたいことに対して、予め100%満足する説明が用意されている。

今までのQ&Aをきちんと踏まえてのことだろうが、これほど、無駄がなく要領を得た説明も珍しい。(説明が細かすぎて、自己満足に陥る例が良くあるけど)”見学者の聞きたい事”というニーズに見事に応えるものだった。

わずか20分程度の説明が終了した時、グループから拍手が出たほどであった。

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戦争で何故焼けなかったか。

それは、占領軍が、東京大学は終戦後利用する目的で、意図的に爆弾を落とさなかった。この旧岩崎邸は、たまたまその「隣」にあった。それで、戦災を免れた、そういうわけだったようである。

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2006年5月28日 (日)

『北欧のスタイリッシュデザイン』展

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庭園美術館で6月18日まで開催されています。フィンランドのアラビア窯の作品140点あまりの展示で、設立から現代までの歴史を追います。

何を隠そう、私はアラビアの「ティーマ」シリーズが大好き。

元々柄のない、白い食器がお気に入りでしたが、10年程前に、この製品を見たとき、それまで集めていたロイヤルコペンハーゲンのプリンセスシリーズを売リ払ってでも、全てこのティーマの白(というかクリーム色のような温かい色)に買い替えたいと思い、本当に実行してしまいました。

お給料が入っては、皿、次回はカップ、ポットと揃えていくのが本当に楽しみでした。

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大皿以外はほとんど10セットずつ揃え、今でも毎日愛でながら使っています。

パラティーシ(これも好き!少し持っていましたが、スペースの関係で泣く泣く知人に譲りました)、ヴァレンシア、アネモネ・・・

大胆でモダンなデザイン、でも冷たくない、そこが非常にアラビアらしい、と言うべきでしょうか。

ずっと作品を見ていくと、かなり守備範囲が広く感じますが、デザインの精度が高いところに共通点を感じます。

こんなデザインポリシーの高いモノが当たり前のフィンランド。何か、すごいな。

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庭園美術館に行ったことで、いくつかおまけがありました。

前を通るといつも行列のDoughnutPlant(ドーナツプラント)熱狂が少し冷めたのか、座れそう?朝ご飯は遅かったけど、何か少し、と思っていたので迷わず入りました。ドーナツなんていつもは食べないし、1個320円なんて高いけど、おいしかった。

それから、ふと「東京駅南口行き」のバスを発見。「楽しそう!」迷わず乗って、三田、芝公園、東京タワー、内幸町、日比谷、東京フォーラム、東京駅のコースを200円で満喫。本当に今の時期は緑が綺麗。

よく考えてみると、いつも気分転換しているけど、今日もまた。

夫と息子は久里浜で年に1回開催される「京急フェスタ」へ。息子は、昨夜は興奮してよく眠れないくらいだったらしい。

「100枚以上も写真撮った!」

夫は「いやー疲れた。」「先にコイツと帰ってて。俺、メトロノームを買って帰るから。」

今、メトロノームを使ってギターの練習。

それぞれの日曜日でした。

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2006年4月30日 (日)

『藤田嗣治展』

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ずっと夫が出張だったりで、「今日は一人で出掛けたい」宣言。

「藤田嗣治展」にやっと行きました。

11時過ぎだというのに驚くほど混んでおり、特に最初の方の展示は、数メートル下がって遠くから眺めるはめに。

そうは言っても、来て良かった。少し知っていたとか、本を読んだとか言っても、ここまでの作品数は見たことがなかったので。良く知られている猫、自画像、乳白色の肌のシリーズ以外にも、かなり傾向の違う作品があるのを実際見る事が出来た。

それにしても、フジタが100年後に生まれていたら・・・(今、まだ20歳にもならないわけだけど)

明治19年に生まれてこの感性、到底日本人には理解し得ないだろうな・・・

油彩、カンバス・・・油絵具の厚みが無い!でもこの色彩感覚・・・うなるばかり。

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せっかく天気もすばらしく良いし、美術館から東京まで歩き、一度パンを買ってみたかったVIRONへ。

少し時間が早めだったこともあり、食事する席も空いている。「一人なんですけど。」と言葉が先に出ていた。

注文は“野菜いっぱいのサラダ(バケット付)”。

本当に野菜だけがお皿一杯。でも、私は大歓迎。あまりビネガーが効き過ぎなくて美味しかった。

もちろん、パンも買ってきました。(レトロドールトルネード)

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2006年4月 3日 (月)

石川雅一(はじめ)さん個展

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私の田舎は栃木県の益子町、陶芸の町です。

石川さんは益子の陶芸家で知人。年齢も少しだけ上、と同世代です。

国展や日本民芸館展に何度も入選している実力の持ち主で、10年ほど細く長いお付き合いをしていただいています。

毎年4月1日から1週間ほどは、必ず東京で個展を開くので顔を出しています。

温かみのある粉引きが中心で、我が家の日常使っている食器のほとんどが石川さんのものです。

少し厚みのある灰褐色の器が、素人の料理を引き立ててくれます。計算されたゆがみが、リズムを奏でます。

歌舞伎座横のギャラリーで、ギャラリーの方も交えて閉館まで1時間もたっぷりとおしゃべり。

中高生の男の子を2人持つ石川さんと何故か教育の話になったりして。藤原正彦氏の著書を手に「国家の品格の前のやつですけど・・・」と話していました。

帰る間際に、写真の蓋物を購入。

ちりめんじゃこのふりかけでも入れようか、梅干にしようか・・・

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2006年2月 5日 (日)

前川國男建築展

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東京ステーションギャラリーに行きました。生誕100年です。この展示会と前後して開催されていた、吉村順三展を見逃してしまったので、どうしても行きたくて。

前川國男は、今、小金井市の江戸東京たてもの園に移築されている「自邸」の写真を見たことで初めて知りました。

東京文化会館も、東京都美術館も、東京海上ビルも彼の手によるもの。彼が日本独自の近代建築とは何か、という事にこだわった結果である、大きな庇のあるデザイン、日本の焼き物を用いたタイルの赤っぽい色、好き嫌いはあるでしょうけれど、私自身は、自邸を含めて、気候風土に溶け込んでいる、その佇まいが結構好きです。

知っている以外にも、かなり多くの地方の美術館等の設計をしていることを知り、改めてびっくり。その割には、あまり知られていないような気もします。

もう一つ。かれは、かの有名なコルビジェとも親交があり、しかも、日本でフランク・ロイド・ライトと共に有名なアメリカのアントニン・レイモンドの日本事務所で働いていました。

1928年と言えば、昭和3年、そのときにフランスに渡り、太平洋戦争のころにレイモンド事務所で働いているなんて。

つい、この時庶民の暮らしは・・・なんて余計なことを考えてしまいました。

特級の才能を持った者が、特級の作品を見て、影響される。

それが公共の特別な建物だけでなく、庶民の住まい、住まい方にどうして、あんまり影響が及ばなかったんでしょうか、いささか残念です。

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