『若者のための政治マニュアル』
『若者のための政治マニュアル』山口二郎著/講談社現代新書
さて、このところの新聞は少し前とずいぶん論調が変わってきている。
この山口二郎も頻繁に書いているし、大佛次郎論壇賞を受賞した(これは少し前では本当に考えられない!)湯浅誠など、連日顔写真を見ている。
小泉純一郎の構造改革ばかりか自民党が堂々と批判されている。経団連もしかり。
2005年に誰がこのような事を想像しただろうか。
もちろん、個人的にはこれらの批判は当然と思っているが、同時にマスメディアの安易なる変調ぶりに、大いなる「怖さ」を感じてもいる。
次は、どっちへ転ぶのか・・・英雄は誰か。
こうして右往左往し続けるのが嫌なら、我々は何をしなければいけないのか。
「若者のための・・・」とはあるけれど、原点に立ち返るために中年にも、いや、中年にこそ良い本である。
過去四半世紀を振り返って、もういちど、社会にかかわり直すためのヒントが詰まっている。
誰もが論文を世に出したり、政治家になって直接社会を動かすことができるわけではないが、日本は、特に政治の舞台へ一般人が近づく過程をわざと曖昧にわかりにくくしている。
最初の一歩をどう踏み出せば良いか、この本ではそんなことがイメージ出来る。
もちろん、それほど難解ではない。
(そして、ここ数年(具体的には2000年以降最近まで)、自分の考えでは到底”あり得ない””おかしい”と考えていたようないくつかの判決、事件が”おかしい”と評されていることも、溜飲が下がる思いだ。)
湯浅誠を”流行”にしてはいけない。あまりにも度々マスコミの取り上げられる彼を見て、ついこの本を手に取ってしまったのである。
| 固定リンク



コメント
今晩は、、。
しばらく振りにのぞいてみると、カタい論調の本を広げてはったんですね、、。
私も自治に関して政治によるコントロールが効かなくなってきたことは、危ういことだと考えます。ただ最近の政治家への批評には、かなり幼稚な部分も見受けられるようにも思います。
海の向こうでは青年が立ち上がろうと始めました。老成してしまった日本に強烈なメッセージを送ることになるでしょうか、、?
投稿: sada | 2008年12月20日 (土) 00時01分
どうも、sadaさん。
やっぱり、小説だけの世界に逃避しないようにしなくちゃ(笑)。
幼稚・・・と言えば、ホテルのバーに行こうが、漢字を読み違えようが、それをものともしない働きがあれば批判されるほどでもないでしょうに。あげ足を取るような内容ばかりの報道にもホントうんざり。
政治家もマスコミも、人をバカにしている、という気がします。
投稿: bucky | 2008年12月20日 (土) 10時10分